エンゼルスの大谷翔平選手が意地を見せた。9回裏、5点ビハインドで二死二塁の場面で打席に入った大谷は、マリナーズ5番手ポール・シーウォルド投手が7球目に投じた低めのスライダーをすくい上げるようにして捉え、右中間に大きな一発を飛ばした。

大谷の本塁打は9日のマリナーズ戦以来5試合ぶり、オールスター明けでは初アーチに。しばらく一発が出なかったことでホームランダービー出場による疲労も懸念されていたが、MLB公式サイトによると、ジョー・マドン監督は「メカニクス的に少しズレがあったのかもしれない。より引っ張るような感じというか。だから、今日のホームランは良かったと思う。ほぼセンター寄りだったからね」とコメント。「疲労よりも技術的な部分」と指摘し、ここ数日は打撃コーチと打席でのバランス改善に取り組んでいたことを明かした。