エンゼルス大谷翔平投手(27)が本拠地でレジェンドOBノーラン・ライアン以来の快記録をマークした。「2番投手」のリアル二刀流で出場し、初回に先制適時打と盗塁を記録した。

大谷は1番フレッチャーが三塁手の失策で出塁し暴投で二塁に進んだ後、カウント3-1から右前打を放って先制点を演出。執拗(しつよう)なけん制を受けながらも、1死後に今季14個目の盗塁を決めた。

エンゼルスによると、エンゼルスの投手が盗塁を決めたのは01年6月8日(ドジャース戦)のイスマエル・バルデス以来。この試合は交流戦で敵地だったためDHがなかった。ホームでは72年10月4日(アスレチックス戦)のノーラン・ライアン以来、49年ぶり。ライアンはエンゼルスに8季在籍し、メジャー通算324勝を挙げ、同5714奪三振は歴代1位を誇る。

さらに、ア・リーグの本拠地で投手が安打、打点、盗塁を記録したのは、1970年4月26日のアスレチックス戦でツインズのルイス・ティアントが記録して以来、51年ぶりだという。