昨年3月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたメッツのノア・シンダーガード投手(29)が、マーリンズとのダブルヘッダー第2試合で復帰登板し、先発で1回を無安打無失点、無四球2三振だった。

19年9月29日以来、約2年ぶりの公式戦登板となったこの日はオープナーとして先発し、予定の1回を完璧に抑えた。肘への負担からスライダーとカーブの投球が制限された中、先頭ロハスを2ストライクから96マイル(約154・5キロ)直球で空振り三振。2番チザムはカウント1-2からシンカーで空振り三振を奪い、最後は3番デラクルスを三ゴロに仕留めた。

当初は6月に復帰予定だったが、右肘の炎症や新型コロナウイルス感染の影響などで回復が遅れた。マイナーでのリハビリ登板では5試合で計8回を投げ3安打1失点、1四球9三振。今オフにFAとなる。

なお、7月上旬に右前腕部を痛め離脱したエース右腕ジェイコブ・デグロム(33)は今季投げないことが決まった。身体的に問題はないが、チームはプレーオフ進出の可能性が消滅しており、ロハス監督は「(今季投げさせる)意味がない」と、会見で話した。