キャリア初のワールドシリーズ(WS)の舞台でアストロズ先発投手を務めたフランバー・バルデス投手が、「プレッシャーを感じたし、緊張した」と振り返った。

27歳のバルデスはア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦で先発し、レッドソックスを相手に8回をわずか1失点に抑えてチームのWS進出に貢献。エースのランス・マッカラーズ投手をけがで失ったアストロズのローテーションに希望を与えた。

ところが、ついに迎えた初めての夢の大舞台で、バルデスはわずか3球目でホルヘ・ソレア指名打者に先頭打者ホームランを許すと、オースティン・ライリー三塁手にも適時二塁打を打たれ、2回にも失点。さらに3回のアダム・デュバル中堅手の2ランでノックアウトされた。

バルデスは「初めてのワールドシリーズで、プレッシャーも感じたし、緊張した。それを緩和し、アドレナリンや自分の感情を落ち着かせるために最大限の努力はしたよ」と述べつつも、「強く投げすぎたのかもしれない。自分としては完全に集中していたけど、思い通りにいったわけではないし、キャッチャーが投げてほしいと思っていた場所に投げたわけでもなかった」と振り返った。

アストロズのダスティ・ベーカー監督は「ショックだったよ。前回あのような素晴らしい投球をしたのに、先頭打者にホームランを打たれるなんて。だから、まさにしょっぱなからネガティブな試合という感じだった」と述べた。(AP)