パイレーツからフリーエージェント(FA)となった筒香嘉智外野手(29)が現在、6~7球団と交渉を進めていることが分かった。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が9日(日本時間10日)、カリフォルニア州カールスバッドで始まったゼネラルマネジャー(GM)会議の会場で交渉経過を説明。残留を望んでいるパイレーツをはじめ、複数球団と折衝中で「彼の状況に合ったチームを探している」と話した。

筒香自身は、金銭面などの条件面以上にレギュラーとしてプレーできるチームでの1年契約を希望。メジャーの労使協定が失効となる12月2日までに決まる可能性を示したうえで、同氏は「彼がいい状況になることに、私は全面的に自信を持っている」と見通しを明かした。

今季、レイズからドジャースを経て8月中旬に移籍したパイレーツでは、43試合に出場。打率2割6分8厘、8本塁打、25打点と、本来の長打力を発揮した。同氏は、今季の復調への足取りを振り返ったうえで「パイレーツでプレーした6週間は、横浜時代よりすばらしかった」と、あらためて交渉締結への自信をのぞかせた。(カールスバッド=四竈衛)