先ごろスタンフォード市の市長選に立候補し落選した元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏(71)が、今度は自伝を出版する。「バレンタインズ・ウエイ:マイ・アドベンチャラス・ライフ・アンド・タイムズ」のタイトルで、30日から米国内で発売される。

ドジャースでデビューした若手現役時代から、レンジャーズ、メッツ、レッドソックスでの監督時代、1995年と2004~2009年のロッテ監督時代を裏話満載で回顧。またレンジャーズなどで歴代1位の5714奪三振をマークした名投手ノーラン・ライアン氏や、通算427本塁打で殿堂入りした元メッツ捕手のマイク・ピアザ氏、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏らMLB名選手との記憶に残る思い出、それらの関わりを通じて得た知見などもつづっている。

バレンタイン氏はレッドソックスで監督を務めた2012年を最後に16年間のMLB監督生活を終え、2016年からは地元コネティカット州にある大学のアスレチックディレクターに就任。今年5月に同州スタンフォード市の市長選出馬を表明したが、今月2日の選挙で47・5%の票を集めるもわずかに届かなかった。