パイレーツへの残留を決めた筒香嘉智外野手(30)が30日、オンライン会見に応じ、交渉の経緯やメジャー3年目へ向けた抱負を語った。

公式戦終了後、パ軍のほか、複数球団から複数年のオファーを受けた中、自ら1年契約を希望し、年俸400万ドル(約4億4000万円)で合意した。「ピッツバーグが好きですし、戻りたいという気持ちが強かった。マイナーも経験した中で、チームの皆さんに感謝していますし、ピッツバーグでプレーしたことが僕の中で大きかったので思いは強いです」と、再契約の理由を明かした。

1年目の昨季はコロナ禍で春季キャンプが中断し、公式戦は60試合に短縮。今季は3球団に在籍するなど、不規則な状況でのプレーが続いたが、来季は万全の状態で臨める。「毎年楽しみな部分はありますが、楽しみの種類が違います」。パ軍は来季、筒香を主に一塁手のレギュラーとして期待。「結果が出れば自信になりますし、試合が終われば次の日に向けて不安にもなる。ただ、自信と言うより自分の中で見えているものがある。その見えているものがより大きくなるようにオフシーズンに準備したい」と、来季への意気込みを口にした。