昨年12月以来、ロックアウト(業務停止)が続くMLBで、機構及びオーナー陣と選手会との新労使協定についての本格折衝が、13日(日本時間14日)にも再開される見通しであることが11日(同12日)、明らかになった。

複数の米メディアが伝えたもので、機構とオーナー側が重要案件に関する新たな案を提示するものと見られている。

メジャーでは、これまで12月2日以来約1カ月以上、FA(フリーエージェント)移籍、トレード交渉などの全業務が停止。メジャー40人枠内の選手に球団施設立ち入りを禁ずるなど、双方が真っ向から対立する状況が続いている。交渉再開を機に、双方が歩み寄る可能性がある一方で、早期妥結は困難とみられており、依然として不透明な状況は変わっていない。

現時点では、広島からポスティング制度で米移籍を目指す鈴木誠也外野手(27)をはじめ、マリナーズからFAとなった菊池雄星投手(30)の交渉も凍結されており、労使折衝の行方が注目される。