新労使協定を巡るMLBのオーナー陣と選手会の交渉が24日(日本時間25日)、ニューヨーク市内で行われ、選手会側はフリーエージェント(FA)までの期間短縮の要求を取り下げた。複数の米メディアが報じた。

メジャーリーグでは現在、登録6年でFAとなれる。選手会は、これを29歳6カ月以上であれば5年に短縮することを提案していた。

大リーグではFAに達する年を1年遅らせるために、有望株選手のデビューを数カ月程度、意図的に遅くすることが常態化している。

また、大きな市場を持つ球団から小さな市場の球団への収入分配の削減要求額を年間1億ドル(約110億円)から3000万ドル(約33億円)へ譲歩した模様だ。

今回の交渉は、昨年12月から開始されたロックアウト以後、今月13日に次いで2度目。明日25日(日本時間26日)にも3度目の交渉が予定されている。