新労使協定を巡って選手会との交渉が難航しているMLB機構が、米連邦調停局(FMCS)に緊急支援を要請したことが3日(日本時間4日)、明らかになった。スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えた。

昨年12月1日に旧協定が失効して以来、MLBではロックアウト(業務停止)が続き、トレードやFA(フリーエージェント)などすべての交渉が凍結。交渉再開後、両者とも改正案を提示してきたが、双方の主張は平行線をたどり、2月中旬に予定されるキャンプインが延期される可能性が高まっている。

ワシントンDCに本部を置くFMCSは、労使紛争などを解決、管理する独立行政機関で、過去、プロスポーツ界ではNFL(アイスホッケー)、MLS(サッカー)などの労使協定を調停した。