タイガースは8日、同球団一筋で19年プレーしたルー・ウィテカー氏(64)の背番号「1」を永久欠番とし、8月6日のレイズ戦を前に本拠地コメリカパークで式典を行うと発表した。MLB公式サイトが伝えている。

タイガースは2019年12月に同氏の背番号を永久欠番とする意向を示しており、2020年夏に式典を開催する予定だった。だが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、20年のレギュラーシーズンは無観客で行われることになり、式典は延期に。21年シーズンは観客数が制限された状態でスタートしており、観客動員については不透明な状況が続いたため、同年も実施しなかった。

今季に関しては、観客をフルに入れての試合実施とかつてのチームメートの出席も可能と見込まれたため、ようやく式典開催の運びとなった。

1977年にタイガースでデビューしたウィテカー氏は翌年に新人王を獲得すると、95年までの19年間で5度のオールスター選出、3度のゴールドグラブ賞、4度のシルバースラッガー賞に輝いた。84年のワールドシリーズ優勝にも貢献し、同時代の二塁手では最高選手の1人と評価されている。