2013年に楽天初の日本一にも貢献した大物助っ人の息子が、今年のMLBドラフト候補で最高評価を得た。スポーツ専門局ESPN電子版が8日、ドリュー・ジョーンズ外野手(18)を「(昨季ナ・リーグMVPに輝いた)ブライス・ハーパー級の逸材」と紹介した。

同外野手の父アンドリュー・ジョーンズ氏(44)は通算434本塁打、1289打点を挙げた名スラッガー。10度のゴールドグラブ賞に輝く名手でも鳴らした。2013年から楽天でプレーし、2シーズンで計50本塁打、165打点と活躍。「A・J」の愛称で親しまれ、2014年を最後に現役を引退した。

息子のドリューは現在、米ジョージア州の高校3年生で、身長193センチの大型外野手。右打ちで背番号25、定位置はセンターと父との共通点も多く、同じく走攻守とも父譲りの高いレベルを誇る。MLB公式ホームページなどでもドラフト候補ランキング1位に挙がるなど、7月開催予定のドラフトでは1巡目の上位指名が有力視されている。

最近のMLBは、ともに同姓同名の父を持つウラジーミル・ゲレロ内野手(22)、フェルナンド・タティス内野手(23)ら元名選手の2世野手が活躍している。