レッドソックスの元強打者デービッド・オルティス氏が2019年に故郷ドミニカ共和国で銃撃を受けた件で、麻薬の大物売人が「嫉妬」から殺害を狙ったとの調査結果が明らかになった。同国警察の“人違い”という発表と真っ向から対立する。
オルティス氏は2019年6月9日に首都サントドミンゴ市内のバーで銃撃に遭い、腰付近を撃たれて3度の手術を受けた。ドミニカの警察当局はこの事件について、首謀者に雇われたヒットマンが、殺害の標的だった人物とオルティス氏を誤認して撃ったと発表していた。
だが、オルティス氏から依頼を受けた私立探偵のエドワード・デービス氏は、ボストン・グローブ紙に対し、当時首謀者として逮捕された人物とは別の、麻薬の大物売人が「殺害」を企てたとコメント。かつてボストン市警本部長も務めた同氏は、動機は「嫉妬」と「オルティス氏からバカにされたと感じた」ことだと明かした。ドミニカの警察はこの調査に協力していないという。
その売人は銃撃事件ではなく、コカイン密輸などに関する容疑で逮捕されており、現在プエルトリコで拘束中。その弁護士によれば、この人物は銃撃事件とは無関係であり、オルティス氏とは「親しい仲」だったという。だが、オルティス氏はボストン・グローブ紙に対し、相手のことはあまりよく知らないと述べ、元CIA高官も協力した調査報告を受けたときは「悲しみ、困惑、怒りなど様々な感情がこみ上げた」と語っている。(AP)




