ブルージェイズ加藤豪将(ごうすけ)内野手(27)が8回に代走でメジャー初出場。日本人選手では65人目の大リーグデビューとなった。

7番カークが安打で出塁し、加藤が代走で出場した。8番タピアの送りバントで2塁に進塁したが、そのまま残塁した。9回の守備にはつかず、ベンチに下がった。試合はブルージェイズが4-3で勝利。開幕2連勝とした。

加藤は両親とも日本人で米カリフォルニア州出身。3歳から神奈川で暮らし、6歳で米国に戻り野球を始めた。高校3年時の13年ドラフトで、日本人選手では歴代最高順位となる2巡目(全体66位)でヤンキース入り。その後マーリンズ、パドレスを経て、昨オフにブ軍とマイナー契約。オープン戦では14試合で打率3割3分3厘、1本塁打、3打点と結果を残し、プロ10年目で念願のメジャー昇格をつかんだ。背番号は「29」。

日本のプロ経験がない日本人メジャーでは、過去に鈴木誠(マック鈴木、マリナーズなど)、多田野数人(インディアンス)、田沢純一(レッドソックスなど)の3投手がいるが、野手は加藤が初めてとなる。