9日にメジャーデビューを果たしたブルージェイズ加藤豪将内野手(27)が10日(日本時間同深夜)、マイナー降格となった。8日にトレードでブラッドリー・ジマー外野手(29)を獲得し、ベンチ入りの28人枠を空けるため、加藤がオプションで3Aバファロー降格となった。

加藤は9日レンジャーズ戦の8回、代走でメジャー初出場を果たした。次打者の犠打で二塁に進んだが、そのまま残塁。9回の守備には就かなかった。日本人選手がメジャーでプレーするのは65人目。日本のプロ野球を経験しないで大リーグデビューした日本選手は96年鈴木誠(マリナーズ)、04年多田野数人(インディアンス)、09年田沢純一(レッドソックス)に次ぎ4人目。野手は初めてだった。

加藤は13年ドラフト2巡目(全体66位)でヤンキース入り。その後マーリンズ、パドレスをへて、昨オフにブ軍とマイナー契約を結んだ。オープン戦で打率3割3分3厘と結果を残し、プロ10年目で念願の開幕ロースター入りを果たした。今後は3Aで結果を残し、再昇格を目指す。