エンゼルス大谷翔平投手（27）から満塁弾を放ったレンジャーズのヨナ・ハイム捕手（26）は、メジャーで自身初の満塁弾だった。2回の第1打席で最初の2球を空振りし、カウント0－2と追い込まれてからの甘く入った3球目のスプリッターを引っ張り右翼スタンドへ。

満塁の場面で打席に入ったときには「力が入り過ぎていた。最初の2球は力んだよ」と反省。「でもその後に打席を外し、深呼吸をして気持ちを落ち着かせた」と振り返り「エキサイティングだった。ベンチに戻っても、頭がグルグルしていたよ」と話した。

メジャー3年目の今季は控え捕手として開幕ロースター入りし、これが今季3試合目のスタメン。大谷とは過去に6打席対戦し無安打、1三振とまったく打てていなかった。しかしこの日は4打数3安打5打点と大暴れした。

ウッドワード監督は「大谷が非常にいい投手なのは明らか。2回は1死一、二塁でウィリー（カルフーン）がスプリッターを振らずに四球を選んだのも大きかった。みんなでスプリッターは捨てようと話をしていたんだ。そしてハイムが大きな一打。あれで流れが変わった」と話した。