エンゼルス大谷翔平投手(27)の投球に、マドン監督が「スタッフ(球の質)は信じられないほどだった。フィールドレベルからの見え方では、何と表現していいか分からないほどすごかった」と目を見張った。

大谷は6回1安打無失点、12奪三振の投球で今季初勝利(2敗)。同監督は「これまで見た中で彼のベスト投球だ。スタッフもそうだし、緊迫感も集中力もそう。しかも3度も塁に出ている。適時打も放ち、走り、マウンドに上がる間に多く塁にいた。誰もこんなことはできない」とうなった。打たれた前回の登板から立ち直り、相手を圧倒する投球をしたことには「彼ほど大きな期待を背負っている選手はいない。それでも彼はこのようなことをやってのける。自分自身に誇りを持ってプレーしている。彼のスタッフのすごさも考えれば、サイ・ヤング賞の候補として語られるべきだ」と話した。