エンゼルス大谷翔平投手(27)の今季の新スライダーは「無敵」だとし、米データサイト「ファングラフス」が21日付で詳細に分析した。

それによると、大谷のスライダーは昨季序盤と比較すると約3マイル(約5キロ)高速化し、横の変化がより大きくなったという。今季ここまで3試合の登板で投げたスライダーは78球あり、そのうちボールが28・2%、見逃しストライクが26・9%、空振りが26・9%、ファウルが6・4%、インプレーの打球となったのが11・5%。打者がバットを振ると60%の確率でストライクとなり、振らなければ半分近くがやはりストライクとなる。

大谷以上の高速スライダーを投げる投手は他にもいるが、大谷ほど横変化が大きくなく、大谷以上に横変化が大きいスライダーを投げる投手はいても、大谷ほど高速では投げられないと記事は指摘。スピードと横への大きな変化の2つを両立させたスライダーを投げることで「ショウヘイのスライダーはアンヒッタブル(打てない)」としている。

さらに「オオタニは流星だ。我々が今後、2度と見ることがないであろう選手であり、我々の目の前で進化を続けている」と締めくくっている。