右股関節の張りを訴えていたエンゼルス大谷翔平投手(27)が3日(日本時間4日)、レッドソックス戦に「3番DH」で2試合ぶりにスタメン出場し、4打数1安打だった。

4回の第2打席に、外角低めのチェンジアップを中前打。9回の第4打席は、レッドソックス沢村とのメジャー初対決で空振り三振に倒れた。

前日、代打で凡退した後には、ダッグアウト内でヘルメットを投げつける光景も見られたが、この日の試合前には笑顔でグラウンドに登場。ブルペンで約30球の投球練習を行うなど、順調な回復ぶりを披露した。また、沢村だけでなく、同地で取材中の松坂大輔氏の元へあいさつに駆け付ける姿も見られた。

ボストン地方は4日(同5日)、終日悪天候が予想されており、試合実施も微妙。マドン監督は今後の先発ローテについて、大谷の次回登板が5日(同6日午前2時35分試合開始)となる可能性を含め、「今日の段階で明確ではない。もう1日、様子を見たい」と説明した。開幕以来、好調だったチームは2試合連続で完封負け。下降気配を止める上でも、投打にわたる大谷の起用法がカギを握りそうだ。