エンゼルス大谷翔平投手(27)が、日本人メジャー最速で通算100号アーチを決めた。アスレチックスとのダブルヘッダーに2戦連続で「3番DH」でスタメン出場。第2試合の5回の第3打席に、右腕オラーの初球シンカーを捉え、今季7号ソロを中堅左にたたき込んだ。

<大谷本塁打アラカルト>

◆日本選手3人目 日本人大リーガーの通算100本塁打は3人目。上位5傑は(1)松井秀喜175(2)イチロー117(3)大谷翔平100(4)城島健司48(5)井口資仁44。

◆日本人最速ペース 100号到達時の年齢、所属、年数、到達日、試合数、打席数は松井秀喜(33=ヤンキース)が5年目、07年8月5日ロイヤルズ戦の636試合目、2710打席目、イチロー(38=ヤンキース)が12年目、12年7月30日オリオールズ戦の1851試合目、8510打席目。大谷は27歳、459試合(登板数を含む)、1757打席。大リーグ通算5年目は松井秀と同じだが、試合数、打席数では大きく上回った。

◆ルースより速い データサイト「ベースボール・リファレンス」によると、通算714本塁打を放ったベーブ・ルース(ヤンキース)の100号は1920年9月24日。通算529試合目、1923打席目だった。

◆1号 大リーグ移籍後初アーチは18年4月3日インディアンス戦。「8番指名打者」で出場し、1回2死二、三塁からエンゼルスタジアムの右中間に3ランを放った。本拠地初打席での1発。ベンチでは出迎えなく無視される儀式「サイレント・トリートメント」を受けた。

◆メジャー959人目 100号は大リーグ公式サイトによると通算959人目。日本のプロ野球は304人。

◆投手別 89人から記録。右投手から74本、左投手から26本。日本人投手では菊池から2本、前田から1本打っている。

◆球場別 18球場で記録。エンゼルスタジアムで最多の58本。

◆カード別 レンジャーズ戦の13本が最多。次いでマリナーズ戦の11本。

◆マルチ8度 1試合2発が8度。イチローの7度を抜いて日本人最多。