パドレスのダルビッシュ有投手(35)が20日、結膜下出血を患っていたと明かした。ツイッターに投稿された左目が赤くなっている写真をリツイートし「結膜下出血です。4日ほど前に起きたらなっていました(笑う顔文字)痛みとかは何もなくかなり治ってきているので大丈夫です」と記した。

結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れて出血したもの。白目部分が赤く染まる。違和感が出るが、痛みはないのが一般的。眼球内部に血液が入ることはなく、視力の低下の心配もない。出血が軽度であれば、10日前後で自然に吸収される。結膜は、まぶたの裏側から眼球の黒目の部分(角膜)の境までの白目の部分を覆っている膜。外界の刺激から眼球を保護する。

日本のプロ野球では、1993年(平5)6月11日に中日彦野利勝外野手が結膜下出血の診断を受けたが、試合出場には支障がないためベンチ入りした。2006年(平18)9月26日には広島梵英心内野手がノックの打球を右目に受け「結膜下出血」と診断された。当初は「右眼窩(がんか)部打撲」及び「右眼窩壁骨折」の疑いで登録抹消となったが、10月14日に1軍に復帰。新人王を獲得した。

ダルビッシュは、19日(日本時間20日)のフィリーズ戦(シチズンズバンクパーク)で7回6安打無失点と好投。今季4勝目を挙げていた。