アナハイム市議会は24日、エンゼルスの本拠地エンゼルスタジアムを巡る不正疑惑でハリー・シドゥー市長が辞任したスキャンダルの中、エンゼルスのオーナーであるアート・モレノ氏への同スタジアム売却を中止することを全会一致の投票で決議した。

これにより、アナハイム市は同市が所有するスタジアムとその周辺の再開発用地(61ヘクタール)を売却することで合意していた2020年の契約を無効にするよう、弁護士に指示した。

シドゥー前市長には球団との土地売却交渉の際に機密事項を球団に提供し、その見返りとして球団から巨額の選挙資金を得ようとしていたという疑惑が浮上。現時点で罪には問われておらず本人も疑惑は否定したが、23日に辞任していた。