エンゼルス大谷翔平投手(27)が、自己ワーストタイの1試合3被弾で4勝目はならなかった。

「2番DH兼投手」で出場し、1回表の第1打席は二ゴロで凡退。その裏、先発マウンドに上がると、苦しい投球となった。

1番のカーペンターに対し、粘りに粘られた11球目。87・1マイル(約140キロ)のカットボールが甘く入り、右翼ポール際に先頭打者本塁打を浴びた。前回登板のブルージェイズ戦に続き、2試合連続で先頭弾を献上。出だしでつまずいた。 その後、2番ジャッジに中前打を浴び、続くリゾは併殺打に打ち取ったが、4番トーレスへの初球、97・4マイル(約157キロ)の直球が真ん中高めに入り、この回2本目のソロ本塁打を浴びた。

2回は先頭への四球から無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を抑えて無失点。先頭打者アーチを浴びたカーペンターには、この日最速の100・5マイル(約162キロ)の直球で二ゴロに打ち取った。

3回、走者なしからクイックモーションで投げるスタイルに変更。先頭のジャッジにカウント1-2からのスライダーが甘く入り、左翼へ弾丸ライナーの19号ソロを浴びた。

4回無死から連打を浴びたところで降板。75球で打者17人と対戦し、三振はわずか2つだった。1試合3発は昨年8月25日のオリオールズ戦以来、2度目。最近2試合では5発を浴びている。

昨年6月30日のヤンキースタジアム初登板は、2/3回2安打7失点で1回持たずに降板。チームが逆転勝ちし、大谷に勝敗はつかなったが、ほろ苦いマウンドとなった。それ以来の聖地登板で、再びKOされた。

これでヤンキースタジアムでの登板2試合は3回2/3で10安打、11失点、3本塁打の結果となった。