ヤンキースが9回に、主砲アーロン・ジャッジ(30)の劇的サヨナラ打で勝利し、ポストシーズンの前哨戦ともいえるアストロズとの大事な試合に勝利した。これが今季70試合目で、52勝18敗と両リーグ最高の勝率7割4分3厘。

70試合で52勝をマークしたのは、1928年と39年に53勝をマークして以来、球団史上3番目の記録となる。また本拠地では15連勝となり、現在のヤンキースタジアムになってからは最長記録。球団史上では、4番目に長い本拠地連勝記録に並んだ。

試合は両チームから3ラン本塁打が2本ずつ、計4本が飛び出す打撃戦となり、9回裏にアストロズの抑え右腕プレスリーが3点リードを守れずセーブ失敗。同点の9回2死一、二塁で2番ジャッジが左翼線へ自身3度目、今季2度目のサヨナラ適時打を放ち勝利した。

ジャッジは「自分が決めると思っていた。試合の一番大事な場面で、満員の観客が総立ちする中で、試合を左右する打席。ポストシーズンのような雰囲気だった。これが、裏庭で遊んでいた子ども時代に夢見た瞬間だ」と満足げだった。