米専門テレビ局MLBネットワークが24日、8打点の翌日に13奪三振の歴史的2日間をやってのけたエンゼルス大谷翔平投手(27)について、FAになった場合の年俸を試算する特集を放送した。

同局の情報番組「MLB Now」で「誰も成し遂げていないことをしたオオタニの価値は」のテーマで検証。まず大谷の投打のデータを細かく紹介し、突出している点を列挙。「彼は周囲が思っているよりも優れている」と指摘した。

例えば13奪三振を記録した22日のロイヤルズ戦で、大谷は見逃しストライクを31奪った。これは1試合の見逃しストライクとしては今季メジャー最多タイ。同番組は「素晴らしい投球だった。エースの投球より一段上レベルが高い匠(たくみ)の域だった」とした。

年俸試算は、大谷のメジャーでの出場試合数、成績と今の年齢などから他の同等のFA選手と比較。打者としてはブレーブスのマット・オルソン内野手(28)と近く、投手としてはブルージェイズの先発右腕ケビン・ガウスマン(31)に近いとした。両方の年平均額を足すと4300万ドル(約55億9000万円)。「オオタニはたった1人なので単純に足すわけにはいかないかもしれないが」としながらも、メジャー年最高額であるメッツの先発右腕マックス・シャーザー(37)と同じ4300万ドルに匹敵すると算出した。