アスレチックスによる120億ドル(約1兆6200億円)の新球場建設プランが当局に承認され、最初の法的な関門を突破した。

今年2月にオークランド市議会が球場建設計画の環境影響報告書(EIR)を承認したのに続き、サンフランシスコ湾保全開発委員会は30日、オークランド港のハワードターミナル近郊にある56エーカー(約22万6624平方メートル)の敷地を多目的エリアとし、そこに新球場を建設することを投票により承認。新球場建設に向け、アスレチックスが乗り越えなくてはならない法的なハードルはいくつかあるが、今回の投票が最初の関門だった。

オークランドのリビー・シャーフ市長はこれを受け「この大胆な構想が素晴らしい形で実現し、われらがアスレチックスを今後何世代もオークランドに維持する」ことに1歩近づいたと歓迎の言葉を残した。

オークランドからはプロスポーツチームが去っており、NBAのウォリアーズはサンフランシスコへ、近年にはNFLのレイダースもラスベガスに本拠を移している。その結果、現在オークランドを本拠とするプロスポーツ組織はアスレチックスのみとなっている。(AP)