ナショナルズが、フアン・ソト外野手(23)を今夏にトレードに出す場合、交換要員として4、5人の若手選手を要求していると23日(日本時間24日)、有名記者のケン・ローゼンタール氏が伝えた。

同氏はFOXスポーツの番組に出演し、ソトの移籍について「複数球団からの情報によれば、ナショナルズは対価として4人、もしくは5人のトッププロスペクトやメジャー年数が浅い若手選手を求めている。これはモンスター級の要求だが、ソトはまだ23歳で、ポストシーズンを3回戦える。他球団はその要望に応えられるかどうか不安視しており、交渉も現状では交渉と言えるようなものではない。ナショナルズは、もし我々の要求を満たすことができないのなら次の球団に移るだけという姿勢だ」と現状を伝えた。

また、興味を示している球団については「パドレスは大物選手の移籍の際にはいつも名前が挙がる。その他の常連も関わっているはず。少なくとも問い合わせはしているだろう」とした。米メディアによれば、ヤンキースがすでにナショナルズと接触しているという。ソトは24年シーズン終了後にFAとなる。トレード期限は東部時間8月2日午後6時(日本時間3日午前7時)。

ドミニカ共和国出身のソトは18年に19歳でデビューし、20年に首位打者を獲得。今年は2年連続でオールスターに選出され、昨年に続いて出場したホームランダービーでは初優勝を果たした。今季92試合で打率.250、20本塁打、43打点、OPS.897。16日には、ナショナルズからメジャー史上初の4億ドル超えとなる15年総額4億4000万ドル(約594億円)の契約延長を提示されるも断ったと報じられた。