104年ぶりのダブル2ケタ達成の次は、史上初の「規定投球回&規定打席」のダブル到達に挑む。

エンゼルス大谷翔平投手(28)が中5日の登板間隔でフル回転する見込みとなった。アスレチックス戦の試合前、ネビン監督代行が明かした。次回登板は15日(同16日午前10時38分開始)の本拠地マリナーズ戦で、さらに「今後は中5日で登板するだろう」と、残り50試合の起用法を説明した。メジャー初のシーズン規定投球回(162)クリアまで、全面的にバックアップする姿勢を示した。

ベーブ・ルース以来となる「2桁勝利&2桁本塁打」に到達した前日9日まで、投球回数は111回。残り51回で、これまで1試合平均5・8回を投げており、クリアするためには単純計算で残り9試合が必要となる。そのためには、休日を挟んでも中5日の間隔が必須条件となり、首脳陣も残り試合を「大谷優先ローテ」で回す方針を固めた。打者ではすでに465打席に立っており、昨年に続きシーズン規定打席「502」到達は時間の問題。「162投球回」にウエートを置く方向性で定まった。

前夜の偉業から一夜明けたこの日は、デーゲームに「2番DH」でフル出場し、4打数1安打1敬遠。前日、左足首付近に打球を受けたものの、延長11回には右飛で一塁から好判断でタッチアップして二塁を奪うなど、フル出場で元気な姿を披露した。エ軍のプレーオフ進出は絶望的でも、投打にベストを尽くし、ファンを笑顔にする大谷のプレースタイルが変わることはない。【四竈衛】

<大谷の今後登板予定(米国時間、H=ホーム、V=ビジター)>

◆8月15日 Hマリナーズ

◆同21日 Vタイガース

◆同27日 Vブルージェイズ

◆9月2日 Hアストロズ戦

◆同9日 Vアストロズ

◆同16日 Hマリナーズ

◆同22日 Vレンジャーズ

◆同28日 Hアスレチックス

◆10月4日 Vアスレチックス