エンゼルス大谷翔平投手(28)が、通算4672奪三振をマークするロジャー・クレメンス氏(60)の四男コディ・クレメンス(26)から三振を奪われた。

クレメンスは内外野を守る新人ユーティリティー選手だが、試合が9点差になった8回に4番手で登板。野手とはいえ、これが今季6度目のマウンドだった。1死一塁で大谷と対し、55マイル(約89キロ)前後のスローボールを3球続けた後のカウント1-2からの4球目。68マイル(約109キロ)の渾身(こんしん)の速球を投げると、大谷が見逃し三振に倒れた。

クレメンスにとっては、これがメジャーで初めて奪った三振。試合後、記念ボールはロッカーの棚の中にあった。

「スーパークールだった。彼は野球界のベストプレーヤーだ」と笑顔で話し「自分は野手だし、メジャーで登板することなど想像していなかった。(この経験は)ワイルドだよ」と興奮。記念ボールは「チームメートが、明日にでも本人にサインをもらえと言っていたけれど、分からない。でもケースに入れて飾っておくよ」と話した。

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