エンゼルス大谷翔平投手(28)が「3番DH兼投手」で出場し、右手中指のマメの影響で途中交代したが、5回を投げ、6安打1失点、7奪三振で今季12勝目を挙げた。

1回に連打と失策が絡んで失点。その後はスライダー、ツーシーム、直球、カットボール、スプリットを交え、走者を出しながらも無失点に抑えた。

6回のマウンドに上がり、投球練習を行ってから右手中指のマメにより交代。それでも序盤に6点の援護を得て、12勝目をマークした。打者では4打数無安打だった。

大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。

-体の状態は

体は大丈夫ですね。

-マメは深刻な状態ではない?

深刻になる前に、代わったって感じですかね。

-つぶれたとか、開いたとか、どんな感じか

深いところで別に破れてるとかではなく、たぶん次行っていたら、もうちょっと次の登板に響くような感じになっていたのかなと思いますけど、そうなる前にやめたという感じですね。

-ツーシームを投げることでの影響は

どうですかね。新しい球種はそうなる場合もありますけど、どちらかというと、しっかり球速が出ている影響かなと思っています。

-全体的に指のかかりがよくなっている

強度が高くなっているということですね。

-自己最速の101・4マイル(約163・2キロ)が出て、強い球が投げられている

数字が出ているということは、そういうことじゃないかなと思いますけど。

-マメは登板の前から気になっていた

前回はひどい感じじゃなかったですけど、マメが出来て、中6日で少しよくなって、今日っていう感じだったので。それが多少、弱い状態で試合に臨んでいたので、ある程度球数を重ねた時に今日みたいな感じになったということですね。

-5回1失点の内容について

初回はあまり良くない流れでしたけど、そこをまずしのいだっていうのが、個人的にもチームとしても大きかったかなと思います。

-2回以降、どう立て直した

最初のヒットも、間を抜けるようなヒットだったり、ついてないなという当たりが多かったので、そこは打ち取ってると思って、切り替えていきました。

-新しいピッチッククロックのルールについて

決まったので、まずはしっかりそこに合わせてイメージしながらいきたいなと思います。ピッチャーだけじゃなくて、バッターの間合いだったりとか、そこらへんも難しくなるんじゃないかなと思うので、打席の中で、困る前にイメージしたいなとは思ってます。

-前回から続いたアストロズ戦2試合を振り返って

すごく頭の使う球団だなと思うので、今年対戦多かったですけど、単純に自分のやりたいことをやっていれば抑えられる打線ではないですし。ステップアップのための準備として、いろんな球種を使ったり、いろんなカウントでいろんなボールを投げたりとか、それが今年の対戦ではいい方向につながったかなと思います。

-相手のアルテューベ選手も笑うしかないという表情だったが、ツーシームの手応えは

ツーシームだけでなくて、スライダーもそうですし、スプリットもそうですし、投げるところもそうですし、いろいろと考えないといけない打線。個の力も強いですけど、線の中でいろいろ考えてるなと、強いチームだなと思います。

-この時期に101・4マイルの自己最速を記録した

決めるべきところで、いいところで三振をとれている球がまぁ、いいというのは、いいことじゃないかなと思うので、単純にスピードが出る、出ないというところではなくて、出すべき時に出るというのもそうですし、投げるべきところに投げるというのもそうですし、シチュエーションによって、そういう球がいくというのは実戦の中では有効だなと思います。