今夏にナショナルズからフアン・ソト外野手(24)を大型トレードで獲得したパドレスのA・J・プレラーGMが、同選手との長期契約を見据え「そのうち話し合いの場を持つ」とコメントした。

ソトは今年、ナショナルズに提示されたMLB史上最高額の15年総額4億4000万ドル(約660億円)という契約延長オファーを拒否。昨年も延長オファーを蹴っていた同選手はその後、トレード期限最終日に2対6の大型トレードでパドレスに加入した。チームは躍進を見せ、ナ・リーグ優勝決定シリーズまで進んだものの、フィリーズに1勝4敗という成績で24年ぶりのワールドシリーズ進出を逃した。

これからオフに入り、各球団や選手にさまざまな動きが見られることになるが、プレラーGMはソトとの長期契約を見据えている様子。同氏はソトを出すつもりはないとし「彼についてはこれから何年もうちにいることになるはず」と話し、「そのうち話し合いの場を持つ」とコメント。「われわれは3回ペナントレースを戦うことを意識して彼を獲得した。彼は非常に才能のある選手で、インパクトもある。これからそういう話をしていくことになる」と将来に目を向けた。

2024年シーズン終了後にフリーエージェントとなるソトは、長期契約についてこれまでコメントしていない。だが、才能ある選手のそろったパドレスが気に入っていると語り、サンディエゴで歓迎されていると感じているとも話していた。(AP)