ワールドシリーズ第2戦で先発し白星を挙げたアストロズの先発左腕フランバー・バルデス(28)が、一部で騒がれている粘着物使用疑惑を否定した。30日付のスポーティング・ニューズによると、バルデスが登板中に右手を触ってからボールをこねる場面が何度かテレビ映像でとらえられ、それがSNSで拡散。粘着物質使用の可能性が指摘されていた。

バルデスはそれについて問われると「ボールをこねるのは癖のようなもので、相手打者の集中力を邪魔することはあるだろうが、不正は何もしていない。正当に勝利した」と疑惑を否定した。フィリーズのトムソン監督も「審判が毎イニングのようにチェックしている。もし何か疑わしいことがあれば、MLBが調査するだろう」と否定的だった。

ワールドシリーズは、第1戦でフィリーズがアストロズのエース右腕バーランダーを打ち崩して先勝。第2戦はバルデスが6回1/3を4安打1失点の好投で1勝1敗とした。第3戦は31日(日本時間11月1日午前9時3分)、フィリーズの右腕シンダーガードとアストロズの右腕マクラーズの先発で行われる。