アストロズは先発ランス・マクラーズ投手(29)が、5回途中までに5発7失点と誤算。打線も5安打無得点に封じられ、完敗を喫した。

オールスターに選出された2017年には、同年のワールドシリーズで2試合を投げて1勝無敗とし、チームの世界一に貢献しているマクラーズ。トミー・ジョン手術で2019年は全休し、今季は右腕のけがに悩まされて8月半ばのシーズンデビューとなったものの、先発8試合で4勝2敗、防御率2・27の成績を残していた。

だが、この日は初回から指名打者ブライス・ハーパーに2ランを許すなど、計5発の本塁打を浴びて5回を投げ切ることができず。マクラーズは「こんな風に打たれることはあまりない。だから、ちょっと信じられなかった」とコメント。アストロズのダスティ・ベーカー監督も「そういう時は、もしかしたら投手に何か癖があるのかと考え、それを見つけ出そうとするが、何も問題があるようには見えなかった」と振り返っている。

ただ、フィリーズ陣はマクラーズの癖に気づいていたような様子をうかがわせている。初回先制2ランのハーパーは、ホームプレートを踏んだ後に、次の打順のニック・カステラノス右翼手に何かをささやき、2回にはアレク・ボーム三塁手にも打席に立つ前に何かを話していた。同選手はその後、ワールドシリーズ史上1000本塁打目となるソロを放っている。

カステラノスは、マクラーズについて「私たちはスタートの段階から彼の調子が良くないかもしれないというのは気がついていた」と述べ、ハーパーは「どんな時でも何か情報があれば、どこかのタイミングでチームメートにそれを教えたいと思う。私たちはシーズンを通してそうしてきた」と語った。(AP)