エンゼルス大谷翔平投手(28)のトレード話はいくら打ち消しても消えることはないと、ESPNのジェフ・パッサン記者が10日付の記事で伝えた。

大谷に関してはレギュラーシーズン終了後から米メディアでトレードの可能性、移籍先などを臆測する記事が次々と出ていた。だがミナシアンGMが「今オフ中にトレードすることはない」と7日に明言した。

同記者は「オオタニがトレードとなればカオス状態になりかねない中、ミナシアンの発言は事態を鎮めたかのように見える」とする一方「他球団の複数のGMは、ミナシアンの発言を信用していない」と指摘。あるGMは「ミナシアンもナショナルズのリゾGMと同じ。実際にトレードを決めるまで、トレードしないという姿勢を貫いた」と話したという。リゾGMは8月のトレード期限前にチームの顔だったフアン・ソト外野手(24)をパドレスに電撃トレードしており、大谷も同様の可能性があるというのが球界の見方のようだ。また同記者は、来年のトレード期限に向け、どのような交換要員なら獲得が可能か情報を得るために球団同士で今から接触する可能性もあると指摘している。