レッドソックスがポスティングシステムで吉田正尚外野手(29)と結んだ契約に、MLBの他球団関係者から驚きの声が上がっていると、ESPN電子版が8日付で伝えた。

吉田正の契約は5年総額9000万ドル(約126億円)、オリックスに支払われる譲渡金は約1540万ドル(約21億6000万円)。レッドソックスは吉田正獲得に1億540万ドル(約148億円)を投じたことになる。

ESPN電子版は複数の他球団の幹部やスカウトの感想を掲載。「言葉がない」、「個人的見解としては払いすぎ」、「レッドソックスと彼の幸運を祈る」などの談話が紹介された。だが「我々球団のスカウトの見立てでは、彼は打撃は申し分ない。少し高額だが、彼の打撃力を全面的に買っているのであれば、完全にケタ外れの契約ということはない」と意見を述べた他球団関係者もいたという。

同記事は関係者の話として「レッドソックスはヨシダの打撃のポテンシャルは特別なものだと確信しているようだ」、「同等の評価をしていた球団が少なくとももう1つはあった」とも伝えている。