MLBは22日、DV規定違反で324試合の出場停止としていたドジャースのトレバー・バウアー投手(31)の処分期間を194試合に軽減すると発表した。約7カ月に及ぶ異議申し立ての手続きの末に、調停人によって処分軽減が裁定された。

バウアーは昨年6月に女性に対する暴行疑惑が浮上し、MLBによって制限リストに入れられた。その後に処分を受け、ここまで144試合分の処分を消化している。調停人は、制限リスト入り期間に出場できなかった分も考慮し、バウアーの処分をただちに終了すると裁定した。ただし制限リスト入り中には報酬が支払われており、その分を調整するためバウアーの年俸から来季50試合分が減額されるという。

バウアーはコロナ禍で短縮された20年にレッズでサイ・ヤング賞を獲得し、同年オフにFAでドジャースと3年総額1億200万ドル(約138億円)の大型契約。昨年6月28日まで17試合に登板したが、その後ここまでチーム離脱が続いていた。処分軽減の決定に、ツイッターで「球場で間もなくみなさんと会えるのを楽しみにしている」と投稿した。