MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者が、2023年に向けた注目の話題を7つピックアップし、早々と予想を行った。エンゼルス大谷翔平選手の去就にも触れ、トレードの可能性については「ノー!」とつづっている。

カストロビンス記者は、今オフのエンゼルスはここまで、周囲をあっと言わせるほどの動きこそ見せてはいないものの、予想を上回る補強を行っているとコメント。球団売却を進めるなか、ペリー・ミナシアンGMはチームの価値と選手間の競争を高めるためにできることをしていると評価した。

そして、「エンゼルスの発展に向けて必要なことは、大谷と(マイク・)トラウトという傑出した2人が健康で過ごせるようにすることを除けば、あとは脇を固める優秀な選手のみ。大谷を中心とした昨季のローテーションは大方の予想を上回る出来であり、現在はそこにタイラー・アンダーソンも加わっている」と、来季も大谷がチームの主力となることを確実視した。

同記者はさらに、シーズン中の大谷のトレードが考えられない理由として「球界の真の“ユニコーン(滅多にいない存在)”と引き換えに確かな価値を手にすることは、ほぼ不可能」とコメント。大谷という稀有(けう)な存在との等価交換は難しいとの見解を示した。