メジャー2年目を迎えるカブス鈴木誠也外野手(28)が2日(日本時間3日)、米アリゾナ州メサのキャンプ施設に入り、主軸として期待されるWBC、公式戦へ向けて自主トレを再開した。前夜遅くに現地入りしたこともあり、時差ボケで「ヤバいっス」と苦笑するばかりだったが、快晴の空の下、約2時間にわたって汗を流した。

1年目の昨季は、ロックアウトの影響で契約が遅れたため、チームに合流したのは3月18日。急仕上げでシーズンを迎えた。だが、今季は飛躍が期待される2年目というだけでなく、日本中から注目される侍ジャパンの一員でもあり、自覚は十分。20日からの全体練習より2週間以上も前にキャンプ地入りしたのも、より万全を期すためだった。

オフ期間、食事を管理しながら体重9キロ増とパワーアップしたこともあり、同地には日本から専属シェフが同行。「しっかりと栄養を取ることも大事ですから」。昨季終盤、体重減でパワー不足を痛感した反省を生かし、食事面でのサポート態勢も整えるなど、準備にぬかりはない。

現時点で、侍ジャパンへの合流時期は未定。現行のルールでは、宮崎や名古屋での強化試合に出場できないこともあり、25日から始まるメジャーのオープン戦でより多くの打席に立つプランを含め、柔軟に対応していくことになりそうだ。