エンゼルス大谷翔平投手(28)が24日(日本時間25日)、アリゾナ州テンピのキャンプ地で行われたマイナー戦に登板し、4回2/3を投げ、4安打1失点だった。カーブ以外の全球種を投じ、球数は81球。「今日は自分のやりたいことを優先して。ピッチクロックと、ピッチコム、これが一番の、自分の安心材料として、ちゃんと出来るという確認をしたかったので」と振り返った。

ピッチクロックは今季から導入されるルールで、走者なしの場合は捕手の返球を受けてから15秒以内、走者ありの場合は20秒以内に投球モーションに入る必要がある。ダイヤモンドバックスのマイナーチーム相手に、5番の左打者にはソロ本塁打を浴びたが、「そこはあんまり気にせずに次に臨みたい。しっかり(球数を)投げられたんで、普段通り、僕は行ける状態」と、30日の開幕戦(アスレチックス戦)登板に向けて準備を整えた。

侍ジャパンを3大会ぶりのWBC優勝に導いてから中3日。精神面の変化について「エンゼルスで今年ワールドシリーズに出て、そこで勝ちたいなと改めて思いましたし、今はそこしか考えていないので。あと1週間、しっかりまずリカバリーとって、万全の状態でシーズンに臨みたい」と、改めて意欲を見せた。