ピッチクロックの新ルール導入でMLBの試合時間が平均約30分短縮されていることを受け、ブルワーズがアルコール販売規定を変更したと、球団公式サイトが9日までに伝えた。

MLBでは多くの球場でビール等のアルコール類の販売を7回が終わった時点で終了する規定となっており、同球団の本拠地でもそれを適用していたが、今後は8回終了時まで販売できる規定に変えたという。

ブルワーズのシェルシンガー営業本部長は「試合時間が短くなった影響が出ている。時間的観点からいくと、8回終了時まで販売可能とすれば、これまでと同量のビールが売れる計算になる。ファンの安全面を最優先に考えることはもちろんだが、問題がないか実験的に販売時間を変更し様子をみていく」としている。もし観客の飲酒によるトラブルが増加した場合は、販売時間をもう1度検討するという。

ブルワーズの本拠地があるミルウォーキーは醸造業で知られ、球団名もそれにちなんだもの。本拠地球場は2020年までビールメーカーがネーミングライツを持っていた。