今季メジャーデビューを果たしたカージナルスの20歳、ジョーダン・ウォーカー右翼手が4回に適時打を放ち、デビュー戦からの連続安打を9試合に伸ばした。MLB公式サイトが伝えている。

20歳以下の選手によるMLBデビューからの9試合連続安打は、両リーグ通じて1900年以降で3人目の快挙。エディー・マーフィー氏(1912年、12試合)、殿堂入りのテッド・ウィリアムズ氏(1939年、9試合)に続く記録となる。

ウォーカーは2020年ドラフトの1巡目でカージナルスに入団した。身長約2メートル、体重約111キロと大柄なルーキーを相手に、対戦したブルワーズのフレディ・ペラルタ投手は「彼はすごく大きい。打席に入った瞬間、『なんてことだ』と思った。どうやって彼に投げればいいのか分からなかった。プランはあったけど、実際にマウンドから彼を見ると違った。『どうしよう』という感じ。第2打席を見たら分かるだろう。スライダーを捉えて、ものすごいスイングだった」と振り返った。

一方で、ウォーカー本人は「(ウィリアムズとマーフィーと並ぶのは)かなりクールだけど、今日は勝ちたかった。今後はもっとチームが勝てるように頑張る。個人的にはあまり(連続安打のことは)考えたくない。ただ自分の仕事をしているだけ」と語った。