レッドソックス吉田正尚外野手(29)が、日本人メジャー選手では初となる1イニング2本塁打を放った。

「4番左翼」で出場し、4-4となった直後の8回。カーブを右翼席へ運び、13試合ぶりの2号ソロで勝ち越しに成功した。さらに3点を加え、2死満塁からの第5打席。内角スライダーを捉え右翼席へ3号グランドスラムを運んだ。

▼吉田が1イニング2本塁打。日本人選手の1試合2発は最多タイで35度目だが、1イニング2発は史上初。日本人1年目の1試合2打席連発は06年城島、18年大谷、22年鈴木に次ぎ4人目。日本人の満塁本塁打はレギュラーシーズン20本目になり、1年目では03年松井秀以来2人目だ。満塁弾を含む1試合2発は02年新庄、06年井口(2度)、22年大谷が記録している。吉田の日本での満塁本塁打は18年8月9日に西武今井から打った1本だった。

▼吉田の1試合6打点は16年9月14日日本ハム戦、22年9月24日楽天戦に並び、日米を通じて自己最多。