パドレスの先発ダルビッシュ有投手から3回に6得点を奪ったヤンキースのアーロン・ブーン監督が「ダルビッシュのような投手が相手だったので、なおさら大きい」と、この回の重要性を語った。MLB公式サイトが伝えている。

ダルビッシュは1回表に1点を先制してもらったが、その裏にアーロン・ジャッジ右翼手に15号の同点ソロを被弾。再び2点を勝ち越してもらった2回は無失点に抑えたが、3回に5連打を含む6安打を浴びて6失点。2回2/3を投げ7安打7失点、無四球2奪三振という内容で、今季初めて5回を待たずに降板となった。

ブーン監督は「まったく、本当にいい打席が続いたね。みんなが貢献してくれた。あれは脅威だったと思う。特にダルビッシュのような投手が相手だったので、なおさら大きい」とコメント。安打を続けるのはそう簡単ではないとし、「上位から下位打線まで、誰もが怖さを発揮している様子を見るのはいいものだ」と、相手エースを早々にノックアウトしたことにご満悦の様子だった。

ヤンキースのゲリット・コール投手は、6回を投げて4安打6失点(自責5)、3四球、9三振と、快投とはいかず。それでも今季最多タイの1イニング7点という味方の爆発に助けられ、無傷の6勝目を挙げた。同投手は「仲間が(ダルビッシュを)窮地に追い込んだ。彼のような投手なら、いつもは1、2球投げればコントロールを取り戻すんだけど」と話し、素晴らしいメンタルと攻撃力を持つメンバーに支えられてありがたいと述べた。