アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)が日本人メジャー大豊作の「1日3勝」の大トリを飾った。

同点の9回2死から登板。2年連続30本塁打の3番ライリーをカウント2-1から内角高めの157キロ直球で捕邪飛に打ち取った。

ナ・リーグ東地区首位に立つブレーブスの攻撃を断ち切ると、その裏に1死満塁から三塁手の野選でサヨナラ勝ちを収め、藤浪に12日レンジャーズ戦以来となる2勝目(4敗)が転がり込んできた。

この日はメッツ千賀がフィリーズ戦で先発し、メジャー移籍後は最長となる7回を投げ、1安打9奪三振無失点で5勝目(3敗)。ブルージェイズ菊池はブルワーズ戦に先発し、毎回走者を許しながらも粘投で5回2失点で6勝目(2敗)をつかんだ。藤浪は救援で「3勝目」を手にし、大トリを飾った。

日本人投手の1日3勝は21年ぶり、史上4度目だ。

◆00年8月18日 タイガース野茂がアスレチックス戦に先発して7回自責1、エンゼルス長谷川がヤンキース戦に救援し、3回自責0、レッドソックス大家がレンジャーズ戦に先発し7回自責1。

◆01年4月26日 レッドソックス野茂がツインズ戦に先発して7回自責0、エクスポズ吉井がカージナルス戦に救援し3回自責0、ロイヤルズのマック鈴木がデビルレイズ戦に先発し8回0/3を自責0。

◆02年6月19日 エクスポズ大家がロイヤルズ戦に先発し、7回0/3を自責2、ドジャース石井がブルージェイズ戦に先発し、6回2/3を自責2、レンジャーズ伊良部がカブス戦に救援で1回自責0。