レッズが「台湾の大谷」と期待される17歳の林盛恩(リン・シェンゲン)と120万ドル(約1億6200万円)で契約合意したと、ベースボール・アメリカ誌のベン・バドラー記者が6日、伝えた。

林盛恩は最速99マイル(約159キロ)を計測したこともある剛腕投手で、中堅手兼遊撃手としてもプレー。昨年のU18野球ワールドカップでは、4試合で打率3割7分5厘をマークしている。さらに俊足も併せ持ち、走塁はすぐにでもメジャーに通用するレベルと評されている。日本球界も注目していた逸材で、メジャーも含め多くの球団の争奪戦となっていた。

レッズが台湾出身選手を獲得するのはこれが4人目。過去の3選手は1人もメジャーに昇格していない。

契約金120万ドルは、MLB球団が今季の契約期間で獲得した海外フリーエージェント(FA)選手としては2番目の高額となる。