アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)が、剛球でタイガース打線を完全に圧倒した。1回無安打3奪三振と4試合連続無失点の快投で、今季5勝目(7敗)を挙げた。
両軍無得点で迎えた9回から3番手として救援。
まずは、5番ロジャースをカウント1-2から速球で空振り三振。続く代打の6番マッキンストリーは、カウント2-2から速球で空振り三振。最後は、12年3冠王のカブレラをカウント0-2からこの日最速102・1マイル(約164・4キロ)の快速球で空振り三振に仕留めた。
球数は12球、防御率は9・35。
その裏の延長10回のタイブレークから、打線が1点を勝ち越し、アスレチックスはわずか2安打で勝利。藤浪に白星がついた。
▼藤浪の5勝は阪神からメジャー移籍した投手で年間最多。これまでの最多は藪恵壹が05年にアスレチックスで挙げた4勝。なお、通算最多勝利は藪の7勝で、藤浪は更新の可能性が高い。なお藪、そしてここまでの藤浪とも、白星はすべて救援でのもの。