エンゼルス大谷翔平投手(29)が、メジャー6年目で初の完封勝利を挙げた。「2番DH兼投手」で出場し、9回1安打8奪三振。111球の力投で今季9勝目を挙げ、チームの3連勝に貢献した。

8回を終えた時点で97球。ブルペンでは左腕ループらが準備をしており、ピンチを背負えば交代となる状況だった。ネビン監督は「8回を終えた後に、彼を見てみたら、『I'm finishing』(自分が投げきる)と伝えられた。彼が望んでいた。私もそれを理解できる」と振り返った。

この日はダブルヘッダーで、第2試合は45分後に開始。同監督は「マウンドを下りて、彼の顔を見たが、『DHで出場できる。大丈夫』と言っていたよ」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。