オリオールズ藤浪晋太郎投手(29)が本拠地でのメッツ戦でメジャー日本人最速球を更新した。中軸3人を相手に9球すべてストライクで、うち6球が100マイル(約160・9キロ)超え。最速は渡米後最速102・6マイル(約165・1キロ)の圧巻パフォーマンスで、オリオールズ移籍後初ホールドを挙げた。

2-0と2点をリードした8回から4番手として救援。3番アロンソ、4番スチュワートをともに3球三振。スチュワートへの勝負球は、自己最速102・6マイルの速球で空振り三振を奪った。5番ナルバエスも2ストライクから、102・3マイル(約164・6キロ)の速球で遊飛に封じた。

映像解析のスタッツキャストが導入された2015年以降、日本人メジャーで100マイル(約160・9キロ)超えを計測したのは、藤浪とエンゼルス大谷翔平投手(29)のみ。大谷の最速球は2022年9月10日アストロズ戦で計測した101・4マイル(約163・2キロ)。

藤浪はメジャー1年目で100マイル超えをすでに92球も計測しており、うち102マイル(約164・1キロ)超えが7球。これまでの自己最速は102・1マイル(約164・3キロ)を2球計測していた。

日本のプロ野球では、日本人最速は165キロ。大谷が日本ハム時代にCSで、ロッテ佐々木朗希投手(21)が今季マークしている。

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