オリオールズ藤浪晋太郎投手(29)が、日米通じて初セーブを挙げた。5-3と2点リードした延長10回、タイブレークで無死二塁から6番手としてマウンドへ向かった。守護神バティスタは前日の試合で2回を投げていた。セットアッパーのカノは8回に3番手で登板していた。

先頭のムーアをフルカウントから100マイル(161キロ)で空振り三振を奪った。続く代打フォードの打席では、暴投で二塁走者を三塁へ進めたが、左飛に仕留めた。最後の打者はスター選手のフリオ・ロドリゲス。2ボール1ストライクからボールゾーンへの101・2マイル(162・9キロ)の外角直球を引っかけさせ、遊ゴロに打ち取った。最速は101・6マイル(163・5キロ)だった。全12球でストライクは6球だったが、球威で押し切った。

2点差での逃げ切り勝利を決めると、ほっとした表情で捕手のマキャンと抱き合った。これがメジャー44試合目での初セーブとなった。藤浪は日本時代に189試合に登板しているがセーブはなく、日米を通じて233試合目でプロ初セーブとなった。今季成績は5勝8敗1セーブ、防御率は7・99となった。

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