エンゼルス大谷翔平投手(29)が右肘の手術を受けた際に、施された可能性のある「インターナル・ブレース」による補強について、20日付の米ヤフー・スポーツが説明記事を掲載した。
それによると「インターナル・ブレース」は比較的新しい医療処置。大谷の手術も執刀したニール・エルアトラシュ医師が2021年、NFLラムズのRBキャム・エイカーズがアキレス腱(けん)断裂をした際にこの補強手術を行い、わずか5カ月半で復帰する大成功をおさめ有名になったという。
NFLではジェッツのアーロン・ロジャースが開幕早々の今月、やはりアキレス腱(けん)を断裂し、この補強手術を行ったという。
MLBでは、大谷の手術から1日遅れの20日(日本時間21日)に右肘のトミー・ジョン手術を受けたヤンキースの有望株ジェーソン・ドミンゲス外野手(20)が、合わせて「インターナル・ブレース」で補強を施したと球団が発表している。ドミンゲスは通常のトミー・ジョン手術も受けているため、復帰は9~10カ月が見込まれているという。